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古くて新しいエンジンと言われるスターリングエンジン、その自作のスターリングサイクル機器の性能とアイデアを競う競技会「第12回スターリングテクノラリー」が15日、埼玉県宮代町の日本工業大学で行われた。 スターリングエンジンは、1816年にスコットランドの牧師ロバート・スターリングによって発明された熱機関で、熱エネルギーを運動エネルギーに高効率で変換できる。このため、省エネルギー、環境問題などの観点から自動車用エンジンとしてなど実用化の研究が進められているが、現段階は、冷凍機や温泉、プラント排水等による低温度差エンジンとして実用化の道が探られている状況。 15日開かれたスターリングテクノラリーは、スターリングテクノラリー技術会、(社)全国工業高等学校長協会、(社)日本工学教育協会などが、「青少年の工学に対する興味・関心を喚起sじ、スターリング機器関連技術の発展・向上」を目的として開いているもので、今回で12回目。 競技は、人間乗車クラス( 1時間以内に定められた周回路を何周できるかを競う)、ノーマルクラス(長円形走路を100m走行する時間を競う)、RCクラス(遠隔操縦で、往復約 50 mの2つのポールを周回して走行する時間を競う)、宙返り耐久ミニクラス( 5つの垂直ループを含む走路を周回、宙返りの回数を競う) 、クーラクラス(大気圧空気を作動ガスとする自作スターリングクーラ競技 )の5競技。 全国から高校・大学生を中心に、多くのスターリングサイクル機器製作者が集まって、アイデアと性能を競った。 スターリングサイクルは、熱を運動に換える(逆もある)もの。そのため、機器を動かすには、熱源を機器につけて走るものと 走る前に熱し、その熱を利用して走る2タイプがある。 宙返り耐久ミニクラスの競技は、小型でシンプル、ループを落ちないスピードも要求されるだけに、高校生に人気で、無事に走行すると大きな拍手が沸いていた。 シンプルだが微妙な調整を要求されるほか、目に見えない熱を運動に換えるという難しさもあって、途中でリタイヤする機器も多く見られた。そうした難しさを知った人の競技会なだけに、走りきることが出来た車両には自然発生的に惜しみない拍手が送られていたのが印象的だった。 また、人間乗車クラスの競技は実用化への道を開くことにもなるため、多くの人が関心を持って見守っていた。 この部門は、大学や社会人の参加が中心で、周回コースを軽快に走りぬけていた。 スローシャッターだと流し撮りになるようなスピードが出ていた。 スターリングエンジンは、ガソリンエンジンのようにガスの爆発によって力を得るのではないところから、非常に静か、タイヤと地面の間の音だけ。風を切る音が聞こえてきそうな感じだった。 |
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