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全国の学生アーチェリー選手が各地区ごとに3人一組となって競う「第18 回 A.J.S.A.F-CUP」は17日、埼玉県宮代町のはらっパーク宮代でアカデミックラウンドという一般にはなじみが薄いが実にスリリングなルールで決勝ラウンドが行われ、男女とも関東Aチームが優勝した。 アカデミックラウンドは、的の中央部分の黄色い部分に入れば1点、あとはどこも0点という、まさに当てるか外すかのどちらかしかないシンプルなルール。 それだけに、波乱も起きやすいとも言われるが、ベスト4に残ったチームは男女ともほとんどが前日の予選ラウンドで上位になったチームで、波乱と言えばわずかに女子で2位で予選通過の関東Dチームが準々決勝で10位通過の愛知学院大学に苦杯をなめただけ。ただ、愛知学院大学は、勢いにも乗って3位に輝いており、実力を発揮したともいえそう。 女子のベスト4は、近畿大学、同志社大学、関東Aチーム、愛知学院大学。 準決勝の近畿大学と同志社大学の関西勢同士の争いは、近畿大学が14点(24点満点)と高得点をマークして圧勝。 もう一つの関東Aチームと愛知学院大学は、関東Aが10対7で勝利して決勝に進んだ。 3位決定戦は愛知学院大学が昨年優勝の同志社大学を2点差で振り切った。 決勝戦は、関東Aチームと近畿大学の戦い。関東Aチームは内海(拓殖大学)、斉藤(駒沢大学)、津山(一橋大)という混成チームながら、着実に加点して決勝に進出した実力派ぞろい。 一方の、近畿大学は前日のランキングラウンドで他を大きく引き離してのトップ。優勝の最右翼と見られている。 しかし、この頃から、はらっパーク宮代に気まぐれな風が吹き始める。向きを変え、強さを変えて、趣くままに吹く、プレーヤーにとっては厄介な風だ。 アカデミックラウンドというシンプルなルールだけに、この風をどう味方につけるかは大きい。 対戦は11対11の同点。 一人一本ずつ合計3本のシュートオフとなる。シュートオフ1回目は1対1。二回目は2対2。 決着がつかない。応援も固唾をのんだまま。3回目で決着がつかなければ、中心から近いほうが勝ち。 息詰まる熱戦を決めたのは風と思ったのは私だけだったろうか・・・。関東の二人目、三人目のときに風はいたずらをやめたように感じた。 結果は2対1で、関東Aに軍配が上がった。 それにしても、常に笑みを忘れず素晴らしいスピリッツを見せてくれた近畿大学チームであった。サポートについたアテネ・北京の両オリンピック出場の古川さんも残念そうでは合ったが、健闘を祝福していた。 感動をありがとう近畿大学チーム。 一方、男子はのベスト4は、前日のランキングラウンドの上位4チームがそのまま準決勝に駒を進めた。 田畑(東海大)、小野、佐々木(共に日体大)の混成チームの関東Aチーム。実力派の近畿大学チーム。日体大の層の厚さを示す日体大単独チーム、昨年準優勝の同志社大。 準決勝は関東Aチームと同志社大。 接戦に決着をつけさせたのは、関東Aチームのキャップテン・田畑選手。 団体戦ということで、日体大のユニフォームを着てというA.J.S.A.F-CUPならではの姿で登場したが、持ち前のムードづくりの上手さを随所に発揮。準決勝では吼えに吼えてチームの志気を鼓舞した。 これに対して同志社はソフトムードで対抗したが、田畑の吼えに押し切られてしまった。 もう一つの準決勝戦は、東西両雄の対決。日体大対近大。東西の両雄はどちらも下がれないところ。 10対10のまま、シュートオフ。 1回目、2対ゼロ。ここでも宮代の風、はらっパークの風は近畿大学に味方しなかった。 しかし、実力派そろいの近畿大学は3位決定戦で同志社大学を下してブロンズメダルを手にした。 男子決勝戦は、日体大同士の対決の様相。日体大の第一ユニフォームと第二ユニフォームの争い。 だが、試合展開をリードしたのは唯一日体大以外の東海大の田畑。 昼食休憩もなんのその、真っ先に練習場にチームメンバーを誘って炎天下練習を行ったり、信じられないようなタフさを示していた。 そうした気持ちの差が出たか、わずかに1点差ながら、優勝をもぎ取った。 なお、これで、はらっパーク宮代での学生の大会は全て終了した。 |
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